ピルロ新監督、CLデビュー戦で勝利 大黒柱C・ロナウド不在も「試合を上手く管理できた」
新加入FWモラタの2ゴールでディナモ・キエフに勝利
イタリア王者ユベントスは、現地時間20日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦でディナモ・キエフ(ウクライナ)と対戦。アンドレア・ピルロ新監督は、選手時代にACミランで優勝を果たしたCLの大舞台に指揮官としてデビューした。
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ユベントスは後半に入ってウェールズ代表MFアーロン・ラムジーのシュートがこぼれたところをスペイン代表FWアルバロ・モラタが押し込んで先制すると、同39分には右サイドバックを務めたコロンビア代表MFフアン・クアドラードのアーリークロスを再びモラタが頭で合わせて追加点。新ストライカーの2ゴールで、新型コロナウイルスの陽性反応により欠場したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めた。
今季からユベントスを指揮するピルロ新監督は、これが“CLデビュー戦”。直近のリーグ戦では、昇格組のクロトーネと引き分けたことで批判の声も上がり始めていただけに、勝ち点3獲得に少なからず胸をなで下ろしているだろう。
ピルロ監督は試合後、中継を担当した衛星放送「スカイ・スポーツ」に対して、「前半、いくつかのチャンスで決められなかったが、後半の早いうちにゴールができて試合をより上手く管理することができた」と振り返った。
また、ピルロ監督は今季出場機会が少ないアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを途中出場させたことに触れて、「彼はプレーする必要がある。今日、彼が100%でなかったことは理解できただろう。彼には時間を与える必要がある。少しずつ彼が最高の状態を取り戻すことを見られるだろう」と現状について見解を述べた。
ユベントスは、1995-96シーズン以来の欧州王者がクラブの目標になっているのは間違いない。リーグ戦では前人未到の10連覇を目指すシーズンではあるものの、CLでの結果が評価や進退に影響するだけに、現役時代に“マエストロ”の称号も得た指揮官にとって、まずは順調な一歩を踏み出すことに成功したと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)