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低迷シント=トロイデン、サポーターの不満爆発 「日本人幹部との会合要求」と現地報道
ベールスホットに大敗し8戦未勝利、サポーター団体がクラブに書簡を送ったことを表明
日本代表GKシュミット・ダニエルら日本人選手5人を擁するベルギー1部シント=トロイデンは、現地時間17日に行われたリーグ第9節ベールスホット戦で大敗(3-6)を喫し、リーグ戦での連続未勝利が8試合に伸びた。1勝3分5敗の暫定16位に低迷するなか、同クラブへの不満を募らせるサポーターが、ついに行動を起こしたようだ。
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シント=トロイデンのサポーター団体「Supportersverbond KSTVV」は18日、フェイスブック上でクラブに書簡を送付したことを公表。それに合わせて掲載された書簡の全文によると、同団体は「私たちは、成功していないクラブの方針について責任者との面会を求めます」と、クラブ幹部に状況説明の場を設けることを要求している。
現地メディアも、KSTVVの要求について報じている。ベルギーメディア「Voetbalkrant.com」は、「シント=トロイデンのサポーターであるというのは、最近は心地良いことではなくなっている。先週、彼らはベールスホットから手痛い一撃を喰らった。試合開始40分後に電光掲示板には5点が刻まれ、サポーターたちは嫌気がさした」と、前半だけで5失点した前節ベールスホット戦でのシント=トロイデンの戦いぶりについてまず言及し、さらに「サポーターたちは日本人のクラブ幹部との話し合いを希望している。彼らは以前にもこの件についてクラブに問い合わせたが、クラブからの回答はなかった。今また話し合いを求めているが、クラブがこの要求を聞き入れるかは疑問だ。サポーターたちは、彼らとクラブとの間のコミュニケーション不足を批判するとともに、クラブがどこに向かっているのかを知りたがっている。なぜなら、今のチームには根本的な問題としてクオリティーが全くないからだ」と、KSTVVの会合要求の背景について触れている。
シント=トロイデンは、2017年11月に日本企業の「DMM.com」が経営権を取得。それ以降、日本人選手の獲得に積極的に乗り出し、2018-19シーズンには日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)、同MF鎌田大地(フランクフルト)、同MF遠藤航(シュツットガルト)らも在籍していた。DMM.comがクラブ経営に携わるようになってから約3年が経ち、シント=トロイデンはクラブとして一つの正念場を迎えているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)