久保建英にとって「悪夢のレンタル期間は続く」 無念のプロ初退場を海外メディア不安視
決勝点にこそ絡んだものの、その後イエローカード2枚を受けて無念のプロ初退場
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間18日のリーガ・エスパニョーラ第6節バレンシアとのダービーマッチに後半途中から出場。決勝点に絡んだ一方で、イエローカード2枚でプロ初の退場となり、海外メディアは「悪夢のレンタル期間は続く」と不安視している。
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ビジャレアルはエースのFWジェラール・モレノがスペイン代表の活動中に負傷したことで、久保に先発のチャンスが巡ってくるかと見られたものの、バレンシア戦でもベンチスタート。しかし、この日は後半19分と比較的早いタイミングでナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼに代わってピッチへと送り出された。
すると後半24分、左サイドの展開から中央へ走り込んだ久保がスペイン代表MFダニエル・パレホへヒールで落とす。これを持ち込んだパレホがペナルティーエリア外から、古巣相手に痛烈なミドルシュートを決めた。
2-1の勝ち越し点に絡む形となった久保だが、後半27分に相手のロングボールに対応しようと振り上げた左足に、対峙したスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤが頭から突っ込み、久保にとっては不運なイエローカード判定。さらに同アディショナルタイムにスライディングに行った際、相手MFカルロス・ソレールの足を引っかけてしまい、この日2枚目のイエローカードを受けてプロ初の退場処分となってしまった。
英サッカー情報サイト「Caught Offside」は「出場後短い時間で退場となり、レアル・マドリードのスターレット(スターの卵)にとって悪夢のレンタル期間は続く」と見出しを打ち、状況を描写している。
「ワンダーキッド(久保)は高く評価されており、ビジャレアルへのレンタルは彼の成長にとって理想的な移籍に見えたが、実際にはプレーでチームの一員となるのに苦労している。バレンシア戦では、これまでよりも多く出場時間を稼ぐチャンスだったが、チームは勝ったものの、クボは終了間際に退場となった」
ウナイ・エメリ監督は久保の退場処分の取り消しを要求する動きを見せているが、変更がなければ久保は25日の第7節カディス戦は出場停止となる。その前に迎える22日のUEFAヨーロッパリーグ初戦スィヴァススポル(トルコ)戦でアピールといきたいところだ。