「危険な存在」 華麗な“股抜き突破”のエイバル乾をスペイン紙評価「日本人だけが…」
オサスナ戦で6試合連続スタメン出場、DFの股抜き突破→シュートも披露
スペイン1部エイバルは、現地時間18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節でオサスナと対戦し、スコアレスドローに終わった。MF乾貴士とFW武藤嘉紀はともに先発出場。それぞれゴールには絡めなかったが、積極的なプレーで存在感を示した乾に対し、現地紙は「危険な存在だった」と評価している。
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ホームにオサスナを迎えた一戦で、乾は開幕から6試合連続でスタメン出場。左サイドハーフに入り、前半20分にペナルティエリア内左から左足シュートを放つと、その2分後には対峙したDFの股を抜き、2選手を置きざりにしてシュートまで持ち込むテクニカルなプレーでゴールに迫った。
後半早々にも、ショートCKの流れから右足の強烈なシュートでゴールを狙った乾。ゴールには結びつかなかったものの、積極的に仕掛けたプレーに現地メディアもまずまずの評価を下しており、スペイン紙「マルカ」は「(GKの)マルコ・ドミトロビッチとCBの理解不足もあり、エイバルは苦しんだ。しかし、目を覚ましたのか、押し込みを多用してレッドエリアにボールを仕掛け始めた。左サイドの乾貴士は危険な存在で、何度か(相手GK)セルヒオ・エレーラに徹底したセーブを強いた」と報じている。
また、スペイン紙「AS」では「エイバルは次第に攻撃が覚醒した。実際には日本人の乾貴士だけそれをやったのだが、二つの異なるプレーでライバルを置き去りにし、GKエレーラがよくクリアしたが、危険を伴うシュートを放った」と、前半22分に見せたプレーを踏まえつつ、攻撃の活性化を促した事実を伝えた。
チームはセルタとの開幕戦以来、今季2度目のスコアレスドローに。攻撃力に課題を抱えているチームの中で、乾のチャンスメイクがクローズアップされる形となった。