ファン・ダイク、右膝前十字靱帯損傷で手術が決定 離脱期間は不透明も…「戻ってきます」
第5節エバートン戦で相手GKピックフォードと接触して右膝を負傷
リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、現地時間17日のプレミアリーグ第5節エバートン戦(2-2)で右膝前十字靭帯を負傷し、クラブから手術を受けることが発表された。長期離脱が確実となったなか、29歳のセンターバックは「困難のなかにもチャンスはある」と、ファンに向けてポジティブなメッセージを送った。
ファン・ダイクは昨季、プレミアリーグでは全38試合フルタイム出場を果たすなどチーム不動の存在として最終ラインに君臨。今季もリーグカップを含む公式戦全試合出場を続けていたが、エバートン戦で前半11分に無念の負傷交代となっていた。
エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードとの衝突で負傷したファン・ダイクは右膝の前十字靭帯を損傷。リバプールは公式サイトでファン・ダイクが手術を受けると発表している。
事前の報道では、最大で8カ月の離脱とも予想されていたが、現時点で手術の日程は未定で、離脱期間も詳細は不明だ。
ファン・ダイクはクラブ公式サイト上で声明を発表し、同様の内容を自身のSNSで発信。「今は復帰するために完全に集中しています。可能な限り早く戻ってこられるよう全力を尽くします」と早期復帰に向けての意気込みを明かしている。
「本当に残念なことですが、私は困難のなかにもチャンスがあると信じています。神の助けを借りて、より良く、より健康で、より強くなって戻ってこられると確信しています」
長期離脱で今季絶望とも言われているが、ファン・ダイクは「フットボールでも人生でも、すべては理由があって起こるもの。良い時も悪い時も冷静さを保つことが大切」と前向きな言葉を口にしている。ファンへの感謝のメッセージも綴り、声明の最後は「私は戻ってきます」と力強い言葉で締めた。
プレミアリーグ王者リバプールのなかにあっても、代えの効かない存在としてフル稼働を続けてきたファン・ダイク。負傷離脱でチームに与える打撃の大きさは計り知れないが、まずは一日でも早く負傷が癒えることを願うばかりだ。