地元紙がミラン本田の決定機逸を断罪 「とんでもないシュートをプレゼント」

1-1に終わったラツィオ戦 本田にチーム最低タイ評価が並ぶ

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は20日の本拠地ラツィオ戦で先発出場し、後半39分に交代で退いた。チームは1-1で引き分け、上位陣との勝ち点差を詰めるチャンスを逸してしまった。イタリア紙が公開した選手の採点では、本田に対して「とんでもないシュート」など厳しい評価が並んでいる。

 本田をチームワーストタイの「5点」と評価した地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、後半9分に迎えた決定的なシュートチャンスでのミスを厳しく指摘している。

「バッカが彼に素晴らしいボールを送ったのに、とんでもないシュートをクルバ(サポーター席)にプレゼントした。チャンスを招くようなポジションのFKも無駄にした」

 後半9分、中盤で受けたファウルからの素早いリスタートでミランの攻撃が展開されると、左サイドからバッカが中央に走り込んだ本田へ。ゴール正面、ペナルティーエリアすぐ外でフリーになってシュートを放った本田だが、ボールを抑えることができずにクロスバーのはるか上へ外してしまった。これが、「クルバにシュートをプレゼント」という酷評につながった。またセットプレーでも、ゴールを捉えるシュートや味方に合わせるボールを供給することができなかったと分析された。

 また、「コリエレ・デロ・スポルト」紙も、合格点に及ばない「5.5点」の低評価としている。

「ボールを最低1回多く触り過ぎる傾向があって、チームの攻撃を遅らせた。ルリッチの退場を引き起こしたが、2回FKの蹴り方が悪く、セットプレーで入れるチャンスも失敗した」

 交代間際に、相手MFセナド・ルリッチが2枚目のイエローカードを提示されたファウルを誘発したプレーは評価されたが、攻撃にリズムを生み出せなかったこととセットプレーでの精度の低さが問題視された。

 

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