ミラン監督が疲労困憊の本田の代表招集に嘆き節 「また疲れて戻って来る…」
ラツィオに痛恨ドロー 「セリエAで一番ポストに当てているチームだろう」
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、日本代表MF本田圭佑とイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラ以外にサイドハーフが存在しない状況に苦悩。疲労蓄積でプレー精度の低下を認めながらも「立っていられるうちはプレーする」と鬼司令を出している。
「またもや、フィオレンティーナとインテルに追いつくチャンスを逃してしまった。同じ状況を繰り返している。前半はバランスのある試合をした。後半はゴールチャンスを作ったが、ゴールが決まらなかった。また2回ポストに当たった。セリエAで一番ポストに当てているチームだろう。今日は態度は適切で良かったが、プレーでのクオリティーが足りなかった」
試合後の記者会見でミハイロビッチ監督は悔しさをにじませた。1-1ドローに終わったラツィオ戦で本田とボナベントゥーラは奮闘虚しく、プレーに重さを感じさせた。フィニッシュの精度を失っていた。ボナベントゥーラも後半、本田のクロスからシュートチャンスを作ったが、シュートはバーを直撃した。指揮官は「クロスバー直撃回数ならセリエAトップ」と自嘲気味に話した。
報道陣からは「本田とボナべントゥーラは疲れていた?」と質問が飛び出た。本田は今季前半戦ベンチ要員だったが、昨年12月のフロジノーネ戦から公式戦17試合連続出場中。ボナベントゥーラに至っては今季開幕直後から、獅子奮迅のプレーでチームを支えてきた。
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