リバプール“幻の決勝弾”、クロップ監督は“右腕オフサイド”に疑問 「正当なゴールを…」
エバートンとの“ダービー”に2-2ドロー、終了間際にネット揺らすもVAR判定で取り消し
リバプールは現地時間17日にプレミアリーグ第5節でエバートンと敵地で対戦し、2-2の引き分けに終わった。試合終了間際に主将MFジョーダン・ヘンダーソンのゴールが“右腕オフサイド”で取り消されるなどVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定に泣いたユルゲン・クロップ監督は、試合後に「我々の日ではなかった」と試合を振り返っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
今季初の“マージーサイド・ダービー”は、リバプールが前半3分にセネガル代表FWサディオ・マネのゴールで先制するも、その後に点の取り合いとなって2-2のドローに終わった。
リバプールはゲーム序盤に、守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、相手ペナルティーエリア内でGKジョーダン・ピックフォードと接触して負傷し、前半11分に途中交代を余儀なくされるアクシデントが発生。ピックフォードがファン・ダイクの右膝に激しいタックルを見舞う形となったが、この場面ではVARでオフサイドがあったと判定され、リバプールにPKは与えられなかった。
その後、リバプールは2-2で迎えた後半アディショナルタイムにスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの縦パスに抜け出したマネのラストパスからヘンダーソンが左足で蹴り込んだが、ここもVARのチェックにより、マネにオフサイドがあったとしてノーゴールとなった。
リプレー映像によると、オフサイドになったマネは右腕部分だけがラインを越えているように見え、ファン・ダイク負傷の場面同様に議論の対象となっている。
クロップ監督はVARを支持するとしたうえで、判定基準に対する疑問も口にしている。
「私はVARを全面的に支持している。特にオフサイドに関しては、正しい判定が下されることを期待しているよ。(前節)アストン・ビラ戦でゴールを決めた時に、脇の下はオフサイドだと言われた。おかしいように聞こえるけど、我々はそれを受け入れた。
だが、あの場面の写真を見たら、脇の下ではないのにオフサイドだった。あの後10回ほどインタビューを受けて、全員があれはオフサイドではないと言ってくれたけど、気分は上がらないよ」