メッシに“肘打ち”のヘタフェDFにバルサ監督が怒り 「リスペクトが欠如している」
1試合限定で“フェ”に名称変更した相手に0-1敗戦 クーマン監督は相手DFニョムに苛立ち
バルセロナは現地時間17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第7節ヘタフェ戦に0-1で敗れ、ロナルド・クーマン監督体制下で初黒星を喫した。この日1試合限定で「フェ」というクラブ名に変更した相手に痛恨の完封負けとなったなか、クーマン監督は試合直後にヘタフェのホセ・ボルダラス監督に詰め寄る場面があったと、現地メディアが報じている。
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国際Aマッチウィーク明けの初戦で、バルサは大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンらを先発起用。前半20分にメッシがポスト直撃のシュートを放つなどペースを握ったかに見えたが、ゴールネットを揺らしたのはヘタフェ。後半10分にDFジェネがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングのファウルをペナルティーエリア内で誘いPKをゲット。これをFWハイメ・マタが決めて先制すると、スコアは動かないままタイムアップを迎えた。
勝ち点を落としたこととともに、クーマン監督の苛立ちを増加させたのは、ヘタフェのDFアラン・ニョムの行動についてだ。スペイン紙「マルカ」によると、ニョムは前半40分にドリブル突破を仕掛けるメッシに対して肘打ちするシーンがあり、クーマン監督はこれらの行為について試合終了直後、ボルダラス監督に詰め寄る場面があった。「ムンド・デポルティーボ」紙などは試合後の会見でのクーマン監督のコメントを伝えており、「何度かとても醜いことを言ってきたが、私はここで繰り返すことはない」「(ボルダラス監督に)背番号12の選手はリスペクトが欠如していると伝えた」と、一触即発の状況にあったことを認めている。
バルサは今後、宿敵レアル・マドリードとのエル・クラシコ、UEFAチャンピオンズリーグ開幕などビッグマッチが控えている。クーマン監督らは、後味の悪い敗戦から切り替えて臨むことができるだろうか。