39歳イブラヒモビッチがミラノダービー2発「俺こそがライオンだ」 ミランは開幕4連勝
インテルとのミラノダービーに2-1で勝利、上機嫌のイブラが復活宣言
イタリア・セリエAの大一番、ミラノを本拠地とする両雄ACミランとインテルが激突するミラノダービーが現地時間17日に行われ、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの2ゴールでミランが2-1と勝利。カリスマストライカーは試合後、「俺こそがライオンだ」と豪語した。
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立ち上がりからペースを握ったミランは前半13分、自ら獲得したPKのキッカーをイブラヒモビッチが務めた。ゴール左を狙ったキックは、“PK職人”ことインテルの元スロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチにセーブされたが、こぼれ球を自ら蹴り込んだ。さらに3分後には、サイドからのクロスを押し込んで2点目。ミランはインテルの反撃を同29分にベルギー代表FWロメル・ルカクが決めた1点に抑え込んだ。
新型コロナウイルスへの感染で隔離期間も過ごしたイブラヒモビッチは、試合後に中継を担当した「スカイ・イタリア」に対して「わずかに味覚を失った感覚はあったが、それ以外のことはなかった。なんとしてもダービーに出場したいという思いがあった。まだ陽性だったとしてもね」と、最後には上機嫌で冗談も交えて復活を宣言した。
そのうえで「自分をライオンのように感じますか?」という質問に対して、イブラヒモビッチは「そうは感じない。感じるのではなく、俺こそがライオンだ」と豪語。今月に39歳の誕生日を迎えたばかりのストライカーは、カリスマ性を遺憾なく見せつけた。
その年齢についてイブラヒモビッチは、「より完全に近づいているし、経験がすべてを助けてくれる。もし、今日の自分が“小僧”であったなら、何もできずに終わっただろう」と、ハイパフォーマンスに自信を見せた。
これでミランは開幕4連勝で単独首位に立った。イブラヒモビッチは「まだ始まったばかりで目の前の試合だけを考える時期だ」と話した一方で、「自分たちはできるんだと信じることができれば、スクデットを獲得するチャンスがある」と、名門復活への自信も見せた。現在のセリエAで1強状態のユベントスが10連覇を狙うシーズンではあるものの、イブラヒモビッチを擁するミランは現実的なリーグ優勝争いに絡んでくる可能性が十分にありそうだ。