久保建英、先発の可能性は? エメリ監督が“改善点”を指摘「まだそれを出していない」
ボール保持、アタッキングサードでの継続性、フィニッシュの精度を要求
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、レンタル移籍した今季、開幕から5試合連続でベンチスタートと思うように出番を得られてない。スペイン代表FWジェラール・モレノが負傷離脱し、今月下旬からはUEFAヨーロッパリーグ(EL)もスタートするなかで、ウナイ・エメリ監督は16日の記者会見で「タケ・クボとともに良くなりたいと思っているのは……」と久保の先発の可能性について言及した。
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リーグ開幕5試合で合計54分のプレー時間にとどまっていた久保は、日本代表の一員として10月のオランダ遠征(カメルーン戦、コートジボワール戦)に参加。スタメン1試合を含む計86分間ピッチに立って、所属クラブの戦いに戻った。
この間、スペイン代表の活動に参加していたモレノが左足ハムストリング負傷でチームを離脱。筋肉系の違和感で回復まで2週間以上を擁する可能性がスペインメディアでも報じられており、18日にリーガ・エスパニョーラ第6節バレンシア戦、22日にELグループステージ第1節シヴァススポル(トルコ)、25日にリーガ第7節カディス戦と公式戦が続くため、久保にその“穴埋め役”が期待されるとも言われている。
バレンシア戦に向けた記者会見に登壇したエメリ監督は、「主力の怪我が他の選手にとってチャンスになる?」との質問に「別の選手にとってチャンス。サム・チュクウェゼ、タケ・クボは中でもサイドでもできる」と回答。そして、ELを考慮したなかでの久保の先発の可能性についても触れている。
「個人、チームでの好転について、私は注目している。タケ・クボとともに良くなりたいと思っているのは、ボール保持と最後のゾーンでの継続性、さらに最後の決定的なシーン、まだそれを出していない。守備的にもそうだ。試合を続けていくことで分かることで、成長を続けて行く」
アタッキングサードでのクオリティーやフィニッシュに絡むことを求めたエメリ監督。久保は与えられた時間内で指揮官の要求に応えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)