ミラン指揮官の嘆き節  疲労蓄積も「それでも替えられない」と本田依存症の深刻化明かす

後半の決定機連続ミスには憤怒の炎

 ミランはFWエムベイエ・ニアングが交通事故による負傷で手術を受け、今季絶望となっている。MFユライ・クツカも前節の負傷で2週間の離脱を余儀なくされた。FWジェレミー・メネズやFWマリオ・バロテッリ、MFケビン=プリンス・ボアテングといったコンディションが整わない選手も、指揮官の言う負傷者に含まれている可能性はある。サイドハーフの選手層がペラペラの薄さの中で「解決策がない」と、お手上げ状態だ。特に、本田とボナベントゥーラは代えることができない。負担増加と疲労蓄積を承知で使い続ける苦しい台所事情を語っている。

 このゲームの後、インターナショナルマッチデーを挟む関係で負傷者の復帰や体力の回復を期待することはできる。しかし、本田は長距離移動と時差克服も必要になる日本代表での活動が待っている。セルビア人指揮官にとって、不可欠な男・本田にこの期間で休息が与えられないことは、頭痛の種になっているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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