「代表を見て結論を出していく」 エメリ監督、主力負傷で久保建英らの起用法に言及

ビジャレアルMF久保建英(右)とエメリ監督【写真:Getty Images】
ビジャレアルMF久保建英(右)とエメリ監督【写真:Getty Images】

代表ウィークを経て、18日にバレンシアと対戦 今季5戦連続ベンチスタートの久保は…

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、レンタル移籍した今季、開幕から5試合連続でベンチスタートと思うように出番を得られてない。スペイン代表FWジェラール・モレノが負傷離脱し、今月下旬からはUEFAヨーロッパリーグ(EL)もスタートするなかで、ウナイ・エメリ監督は16日の記者会見で「別の選手にとってチャンス」として、久保とナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼの名前を挙げている。

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 リーグ開幕5試合で合計54分のプレー時間にとどまっていた久保は、日本代表の一員として10月のオランダ遠征(カメルーン戦、コートジボワール戦)に参加。スタメン1試合を含む計86分間ピッチに立って、所属クラブの戦いに戻った。

 この間、スペイン代表の活動に参加していたモレノが左足ハムストリング負傷でチームを離脱。筋肉系の違和感で回復まで2週間以上を擁する可能性がスペインメディアでも報じられており、18日にリーガ・エスパニョーラ第6節バレンシア戦、22日にELグループステージ第1節シヴァススポル(トルコ)、25日にリーガ第7節カディス戦と公式戦が続くため、久保にその“穴埋め役”が期待されるとも言われている。

 バレンシア戦に向けた記者会見に登壇したエメリ監督は、「主力の怪我が他の選手にとってチャンスになる?」との質問に「別の選手にとってチャンス。サム・チュクウェゼ、タケ・クボは中でもサイドでもできる」と回答。そして、2人の代表ウィークでのプレーについても触れている。

「2人とも先発、または途中からプレーするだけの状態にある。代表ではそれぞれがここでやっているものを継続してやっている。代表でやっていることを見て、結論を出して行く。我々はそれぞれが代表でやっていることを有効利用し、さらなる好転につなげて行く。分析は私がやっていて、若い彼らがさらに良くなっていくようにする」

 果たして、久保はエメリ監督の下で公式戦初スタメンを飾ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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