UEFA会長、CLに“ファイナル4制度”導入の可能性を示唆 「2024年を目途に…」
昨季のCLはコロナ禍でベスト8以降の試合を中立地での一発勝負で集中開催
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、新型コロナウイルスの影響で中断してベスト8以降の試合をリスボンで集中開催した。UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンダル・チェフェリン会長は、イタリアの経済とサッカーの専門メディア「カルチョ・フィナンツァ」のインタビューに、今後導入される可能性のあるオプションだと語っている。
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CLはグループステージで8グループに分かれた4チームの総当たりで戦い、上位2チームが決勝トーナメントへ。以降はホーム&アウェーの対戦で勝者を決めて、決勝戦のみ中立地での一発勝負というフォーマットがある。しかし、昨季は2月中旬から欧州で本格化した新型コロナウイルスの感染拡大で、ベスト16の第2戦の一部から延期になった。そして、8月に再開されたのちはベスト8以降の試合を中立一発勝負の集中開催という形が取られた。
チェフェリン会長は「まず、各クラブは非常に複雑な状況に陥った大会が完結したことを喜んでいる。新型コロナウイルスの大流行は全てを変えてしまった」と、フォーマットを変更しつつも試合を行うことができたと喜んだ。そのうえで、このフォーマットには見るべきものもあるという考えを示している。
「将来的に、ベスト8から決勝くらいの試合は日程的に難しい状況を迎える可能性がある。例えば、『ファイナル4』として、サッカーの大いなる1週間にするのは一つのアイデアであり、素晴らしいイベントになるだろう。現状、これを招致できるのは限られた都市ではある。大都市であり、最も整備された場所だ。しかしながら、2024年を目途にこれは一つのオプションになるだろう」
チェフェリン会長のアイデアでは、ベスト4以降の戦いを中立での集中開催というプランが浮上しているという。確かに、昨季のCLのベスト8以降も優勝チームの決定に向けたカウントダウンが進んでいく感はあった。
現状でも毎シーズン世界のサッカーファンを熱狂させているCLの戦いだが、そのクライマックスは新型コロナウイルスの影響による対応策から生まれたアイデアが定着することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)