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マンUが誇る世界最高級のタレントが“宝の持ち腐れ”に!? OBスコールズ氏が「ファン・ハールにも不可能」
最大の問題は選手にプレー時間を与えることができるかどうか
また、オランダ人指揮官が香川真司をドルトムントに放出するなど余剰戦力の整理する一方で、大量補強を行ったことで再び戦力が過剰気味となっている点を問題視。特にスコールズ氏は選手の“タイムマネジメント”の困難さについて言及している。
「最大の問題はユナイテッドの監督が保有戦力に対してプレー時間を与えることができるかどうかだ。なかなかいいメンバーが揃ったが、今ではたった2つの大会しか残されていない。頭の痛い問題だ」
オフェンシブな選手の頭数は揃ったが、今季はそもそも欧州カップ戦の出場権はない。そこにきてリーグカップ初戦で3部MKドンズに0-4で惨敗する失態を重ね、今ではリーグとFAカップしか公式戦がない。限られた試合数で選手をいかに起用するか、コンディションをいかに万全な状態に保つか、それは百戦錬磨のオランダ人にとっても容易な仕事ではないとスコールズ氏は見ている。
最後に、ユナイテッドのアカデミー出身で、マンU一筋で欧州を代表するセントラルミッドフィルダーに成長したスコールズ氏は、移籍市場最終日にライバルに旅立った後輩の離脱を嘆いた。
「ユナイテッドのファンとしてはウェルベックの移籍が悲しい。個人的にはこの移籍ウインドウで放出されなければ、ユナイテッドの将来の一部となっていたはずだ。アーセナルのようなビッグクラブと契約したことがダニーの評価を示している。アーセン・ベンゲルにとってはいい契約だった。ダニーは年間20~25ゴールを決める男にはならないが、10~15得点は決めることができる」
スコールズ氏はそう話し、地元マンチェスター出身のイングランド代表FWダニー・ウェルベックのアーセナル移籍を悲しんでいた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web