7人の守備網を破壊! ベルギーの“天才”MF、超絶アウトサイドパスに海外驚愕「魔法!!!」
デ・ブライネがイングランド戦で見せた“アシスト未遂”シーンにEURO公式が注目
FIFAランキング1位のベルギー代表は現地時間10日、UEFAネーションズリーグのリーグAグループ2第3節でイングランド代表と対戦し、1-2で敗れた。敵地ウェンブリーで今大会初黒星を喫したなか、司令塔のMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)が相手守備網を破壊するアウトサイドクロスを供給。そのシーンの動画がEURO2020公式インスタグラムで公開されると、ファンから「輝かしいパス」「魔法!!!」など絶賛の声が上がっている。
2連勝で同グループ最大のライバルとのアウェーゲームに臨んだベルギー。試合は前半16分にFWロメル・ルカク(インテル)のPKで先制するも、同39分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)にPKを決められ同点とされると、後半19分には21歳のMFメイソン・マウント(チェルシー)に決勝ゴールを許し、1-2と逆転負けを喫した。
手痛い黒星となったベルギーだが、キャプテンマークを巻いたデ・ブライネは圧巻のパフォーマンスを見せていた。驚きのプレーが生まれたのは1点を追う後半27分、敵陣左サイドでパスを受けたデ・ブライネがルックアップ。相手MFマウントが距離を詰めてきており、イングランドの最終ラインには6人が並んでいる状況だった。
ここでデ・ブライネは華麗なる“閃き”を見せる。イングランド代表MFエリック・ダイアー(トッテナム)と同DFハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)の間に立つ同僚FWヤニック・カラスコ(アトレティコ・マドリード)の姿を見つけると、目の前に立つマウントとDFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)の間を通す右足アウトサイドパスを選択。相手最終ラインとGKの間に絶妙なグラウンダークロスを通し、抜け出したカラスコが右足インサイドで合わせるも、シュートはわずかにゴール右へと逸れた。
“アシスト未遂”になったものの、デ・ブライネの超絶パスは海外メディアでも話題となり、EURO2020公式インスタグラムも15日に「このケビン・デ・ブライネのパスについて話してもらえますか???」と綴り映像を投稿。コメント欄では海外ファンから「魔法!!!」「話すことは何もない。輝かしいパスだ」「マスタークラス」「世界最高のMF」「天才」など感嘆の声が上がっていた。
昨季のPFA年間最優秀選手賞に輝くなど、キャリアの絶頂期を迎えている29歳の司令塔。来年に延期となったEURO本大会では、母国の命運を握る存在になりそうだ。