決定機逸に苦言も、攻守に奮闘のミラン本田に伊メディア及第点 「プレー強度に誤りなし」
セットプレーのキックには「大雑把」と苦言
また、サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」の採点でも、本田は「6点」だった。「勝利に導くプレーはできなかったが、記者会見でミハイロビッチが語ったように試合への態度やプレー強度は決して間違えることがない」と評価されている。
試合前日の記者会見で、シニシャ・ミハイロビッチ監督は本田について「本田はいつもよく練習をしている。プレー態度は間違えることがない。いいプレーができない時はあっても、プレー態度を決して間違えることはない」と評価していた。上記2つのサイトでは、その言葉を繰り返すような寸評が付けられた。称賛と皮肉の交錯した、実に微妙な評価となっている。
また、サッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も本田を「6点」と採点している。こちらでは「右サイドで何度もプッシュする姿勢を見せたが、セットプレーでのキックは大雑把だった」と、流れの中でのプレーで右サイドを活性化したことが評価された一方で、コーナーキックやフリーキックの場面でのキック精度を大きく欠いたことが指摘された。
上位陣との差を詰めるチャンスで引き分けに終わってしまったミランと、悪くないプレーを見せたものの決定的な場面で仕事をし切れなかった本田。チームにとっても本田自身にとっても、歯切れの悪い試合になってしまった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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