リーグ開幕5試合連続でベンチスタート、計54分間のプレーのみと苦しい状況に…

　ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、さらなる成長を見込まれて昨季リーガ・エスパニョーラ5位の強豪に期限付き移籍したが、開幕から5試合連続でベンチスタートと苦しい序盤戦を過ごしている。スペイン紙「AS」は読者に対し、保有元のレアル・マドリードへのレンタルバックを問いかけている。

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　久保はウナイ・エメリ新監督が獲得を熱望したとも報じられ、今季UEFAヨーロッパリーグにも出場するビジャレアルでさらなる飛躍を期待されていた。しかし、蓋を開けてみれば、リーグ開幕から5試合連続ベンチスタート。短い時間で攻撃を活性化するプレーもあったが、出場時間はわずか54分間と決して現状は芳しくない。

　スペインのラジオ局「カデナ・セール」は、「クボのレンタルに関するレアル・マドリードでの不快感」と見出しを打ち、「レアルは出場時間の少なさを理解できない」と伝えていた。

　日本代表の一員として参加したオランダ遠征は、9日のカメルーン戦が途中出場（25分間）、13日のコートジボワール戦がスタメン（61分間）で計86分間プレー。ドリブル突破でゴールに迫るシーンもあったが、ボールロストの多さも目立つ結果となった。

　ビジャレアルは18日のリーガ第6節バレンシア戦が再開初戦となるなか、スペイン紙「AS」公式インスタグラムは「クボはビジャレアルで良いスタートを切れていない。彼をレアル・マドリードに戻してプレーさせてみませんか？」と読者に問いかけた。

「私なら彼にマドリードを去らせなかった」
「イスコとモドリッチが大幅にパフォーマンスを落としているので必要」
「躊躇なく」
「はい。エメリとビジャレアルにはうんざりだ」

　“冷遇”とも言うべき現状に、環境を変えるべきだという旨のコメントも多数ある一方で、「ノー」「レアル以外のチームに行くべきだ」と、ビジャレアルでのレギュラー奪取やレアル以外のクラブ行きを推奨する声も見受けられた。

　エメリ監督の信頼を勝ち取れるか、代表ウィークが明けて久保にとっては“最初の正念場”となりそうだ。

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