メッシが激怒…W杯予選ボリビア戦後に一触即発 相手スタッフに暴言と母国メディア報道
アルゼンチンが敵地で2-1と勝利後、両チーム入り乱れる騒動が勃発
現地時間13日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選の第2節ボリビア対アルゼンチンの試合後に、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)がボリビア代表のチームスタッフに対して暴言を吐いたと、アルゼンチンのスポーツ専門局「TyCスポーツ」が報じている。
前半24分にボリビアに先制ゴールを許したものの、その後FWラウタロ・マルティネス(インテル)とMFホアキン・コレア(ラツィオ)のゴールで、アルゼンチンが敵地で2-1と逆転勝利を収めた。アルゼンチンが苦しみながらも予選開幕2連勝を達成したなか、試合後にピッチ上で両国の選手とスタッフが入り乱れての小競り合いが発生した。
「TyCスポーツ」は、その際にメッシがボリビア代表のメディカルトレーナーを務めるルーカス・ナバ氏に向かって、「さっさと失せろ。頭がおかしいんじゃないのか、このハゲ頭。馬鹿みたいにずっと喚き散らしやがって」と暴言を浴びせたと伝えている。
一方、暴言を受けたとされるナバ氏は、ボリビアメディア「Ole」の取材に対し、「私は誰もレッドカードを貰わないよう、小競り合いを起こしている選手たちを引き離そうとしただけだ。レオ(メッシ)のことは他のアルゼンチン代表の選手と同様にリスペクトしている。これまでにも多くの暴言を私は浴びせられてきた。ただし、それについては話さないのがベストだと思う」と発言したという。
真偽のほどは定かではないが、試合中にボリビア側がメッシを挑発していたとの報道もあり、両者が苛立ちを募らせた末の小競り合いになった模様だ。お互いの強烈なライバル意識がぶつかり合うW杯南米予選。標高3000m以上の高地で行われる“鬼門”のボリビア戦で貴重な勝ち点3を獲得したアルゼンチンだったが、後味の悪い試合になってしまったようだ。