キング健在! 横浜FCカズが山口戦にスタメン出場し、最年長出場記録を49歳23日に更新

チームは2−0で今季初勝利

 横浜FCの元日本代表FW三浦知良がJ2第4節レノファ山口戦で今季初となるスタメンで出場を果たし、自身の持つJ2最年長出場記録を49歳と23日に更新した。

 この日のカズは22歳のFW小野瀬康介、190cmの長身ノルウェー人FWイバとともに3トップの一角としてキックオフの笛を聞いた。前半12分には自らのボールカットからカウンターを仕掛け、円熟味あふれるドリブルで打開したものの、相手マーカーのチェックに阻まれた。

 それでも後半5分には左サイドに抜けたボールに対して鋭く反応するなど、後半10分に交代するまで攻守両面で精力的な運動量を見せた。カズの奮闘に刺激を受けたチームは同19分と36分に小野瀬が2得点を挙げて、本拠地ニッパツ三ツ沢球技場で勝ち点3を確保した。

 横浜FCは開幕から3連敗を喫しており、3試合とも無得点で終わる苦境に陥っていた。その中でカズは魂のプレーでチームに今季公式戦初勝利をもたらした。49歳となって初のゴールこそお預けとなったものの、“キング・カズ”の存在感は2016シーズンも健在だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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