久保は「まだ準備ができていない」 1年4カ月ぶり先発に海外メディアは“及第点以下”査定
昨年6月のコパ・アメリカ以来となる先発も、61分間プレーして結果を残せず
日本代表MF久保建英(ビジャレアル)は、13日にオランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合コートジボワール戦(1-0)に1年4カ月ぶりとなる先発出場。後半16分までプレーするも、代表初ゴールはまたもお預けとなった。海外メディアは「素晴らしいタレントだが、まだ準備ができていない」との評価を下している。
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昨年6月に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)のエクアドル戦(1-1)以来となる代表で先発となった久保は、左サイドハーフでプレー。前半2分にFW鈴木武蔵(ベールスホット)の折り返しからチームのファーストシュートを放つも、ダイレクトで合わせた一撃は枠外へ。その後、個人技を生かしてドリブル突破を仕掛けた一方、厳しいマークでボールロストも少なくなく、主戦場とは逆サイドでのプレーになったとはいえ、不完全燃焼に終わった感は否めなかった。
所属するビジャレアルでは開幕から5試合連続でベンチスタートだったため、プレー時間61分は欧州の新シーズンが始まって以降では最多。森保一監督は試合後のオンライン会見で、「久保は久保で今持っている力を時間内で発揮してくれた。これから体力的にもつけてほしいけど、出し切って全力で戦う部分には満足している」と評価した。
ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も、コートジボワール戦に出場した15選手(堂安律は出場時間が短く評価なし)と指揮官を独自に採点(10点満点)している。決勝ゴールを決めたDF植田直通(セルクル・ブルージュ)が「7.0点」で最高評価。MF柴崎岳(レガネス)、MF遠藤航(シュツットガルト)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF室屋成(ハノーファー)がそれに次ぐ「6.5点」となったなか、久保は“及第点以下”の「5.5点」となった。
「代表で3回目のスタメンは、従来はナカジマが主戦場としている左サイドハーフにキャストされた。期待されたなかで、攻撃を作ることに失敗し、ミスも多かった。素晴らしいタレントだが、まだ準備ができていない」
代表でハイパフォーマンスを披露するためにも、まずはビジャレアルで定位置を確保するのが当面のミッションとなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)