「唯一無二の選択肢」となったミラン本田 超過勤務もミハイロ監督は10番温存策を拒否
サイドの人員不足は深刻化も「コンバートの選択肢を取りたくない」
ACミラン所属の日本代表FW本田圭佑は後半戦で不可欠な存在となり、試合に出場し続けている。そんな状況がイタリアメディアで話題となっている。昨年12月21日のフロジノーネ戦から公式戦16試合連続で先発出場中の本田は20日のラツィオ戦でも先発出場が濃厚だが、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「本田とジャック、疲労に対抗して走る」と特集している。
記事ではミランの攻撃を司る両輪の蓄積疲労について報じている。
「本田圭佑とジャック・ボナべントゥーラは疲れている。まだコントロール可能な疲労だが。しかしその中でも、2人は前線で危険な攻撃を作り出さなければならない。特別輝く貢献がチームには必要になるが、今2人はそれを保証できない」
ミランは2試合連続で無失点に終わっている。特に不発のFW陣へ批判が集中しているが、本田とイタリア代表MFボナベントゥーラも決定機を創出することができていないという。
ボナベントゥーラは今季29試合中27試合で先発するなど、前半戦から獅子奮迅のプレーを続けてきた。また、後半戦からレギュラーの座をつかんだ本田も、公式戦16試合連続出場中だ。「2人のサイドハーフは休養が必要な状況だが、他に選択肢がない」と記されているように、本田とボナベントゥーラへの過度の負担はミランのチーム編成の歪みにあると指摘している。
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