レアル中井、マルセロら“スター軍団”と対峙 トップ練習参加で「目立つ存在」と現地紙注目
国際Aマッチウィークに伴い、ジダン監督はフベニールB所属の中井をトップチームに招集
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する“ピピ”ことMF中井卓大が、トップチームの練習に参加し、現地でも話題を集めている。スペイン紙「AS」は「目立つ存在となっていた」と評価し、特集を組んで紹介している。
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中井はUEFAチャンピオンズリーグで最多13回の優勝を誇る“白い巨人”の下部組織に9歳から加入。インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)と階段を駆け上がり、昨季はフベニールC(U-17相当)に在籍していた。今季はフベニールB(U-18相当)に所属しているが、8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録されている。
現在は国際Aマッチウィーク中となっているため、代表選手が多く在籍するレアルはトップチームの人員が不足。それに伴い、ジネディーヌ・ジダン監督は中井をトップチームのトレーニングに招集したという。
英メディア「Dugout」はトレーニング映像を公開しており、中井はゲーム形式の練習でブラジル代表DFマルセロらを相手に積極的にプレッシングをかけるなど臆せずプレー。16歳の中井がスター軍団とともにトレーニングに取り組んだことに「AS」も注目し、「目立つ存在となっていたのは日本人の“ピピ”だ」と取り上げている。
また、同紙は別記事で「練習場の月曜日は普段と同じものではなかった。レアルが期待をかける少年、タクヒロ・ナカイが大きなステップを踏み出したからだ」と特集。フベニールAのラウール・ゴンザレス監督が中井について「技術面のクオリティーに加え、人間性、学ぶことへの意欲、守備に戻る献身性を高く評価している」とも伝えていた。
今月24日に17歳の誕生日を迎える中井。今回の“トップチーム招集”は、その将来性が改めて現地でもクローズアップされる機会となった。