- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 長友、ローマの韋駄天エース封殺の大活躍も … インテルが終盤追いつかれ、痛恨ドロー 来季CL進出に黄色信号
長友、ローマの韋駄天エース封殺の大活躍も … インテルが終盤追いつかれ、痛恨ドロー 来季CL進出に黄色信号
3試合連続スタメンでエジプト代表サラーを完璧に抑え込む
来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得に向け、日本代表DF長友佑都の所属するインテルは大きな勝利を逃してしまった。19日の敵地ローマ戦で、インテルはMFイバン・ペリシッチのゴールで先制したものの、試合終盤に同点ゴールを許し、1-1の引き分けに終わった。3試合連続スタメンの長友は左サイドバックでフル出場し、ローマのエジプト代表FWモハメド・サラーを封殺した。
ローマはサラー、ディエゴ・ペロッティ、ステファン・エルシャラウィの3人が明確なセンターフォワードを決めずに動き回る、ルチアーノ・スパレッティ監督のお家芸ともいえる“ゼロトップ・システム”でゲームをスタートした。リーグ8連勝中のローマは前半からペースをつかみ、ボールを支配して攻撃的にゲームを進めていった。
長友は右サイドを中心に動くサラーを抑え込みながら、オーバーラップを掛けてくるDFアレッサンドロ・フロレンツィを監視する難しい状況にあったが、突破を許さず。DF面で安定感を見せつけた。インテルはカウンターに活路を見出そうとするも、大きなチャンスは生み出せず。スコアレスのまま前半を終えた。
後半8分、インテルは狙いとしていたカウンターで先制点を奪った。中盤でボールをカットしたところから速攻がスタートし、MFマルセロ・ブロゾビッチのパスを受けたペリシッチがペナルティーエリア内に侵入。そのまま左足を振り抜くと、地を這うような鋭いシュートはローマGKヴォイチェフ・シュチェスニーの手を弾くようにしてサイドネットに突き刺さった。インテルが敵地で1-0とリードを奪った。
ローマはFWエディン・ジェコを投入し、ハッキリとした3トップに変更した。ここから長友はサラーとの迫力あるマッチアップをスタート。スピード溢れる突破が武器のサラーに対し、身を挺したディフェンスで突破を許さずに完全に封殺した。同38分にはローマのコーナーキックからの猛攻でボールがゴールに吸い込まれそうになったところを長友がクリア。1点差を死守してゲーム終盤に入っていく。