“無冠の帝王”ラニエリが育て代表に初招集された11人 伝説の闘将や本田同僚の名も…

ナポリで発掘しチェルシーで再会した名手


 

 9人目は元アルゼンチン代表MFサンティアゴ・ソラーリ。「銀河系軍団」と呼ばれた00年代初頭のレアルでプレーしていた印象の強いソラーリだが、レアル加入前にはアトレチコ・マドリードでプレーしていた。そして99年、ラニエリ監督の下でプレーしていたレフティーは、アトレチコでの活躍が認められて代表デビューを果たしていた。

 10人目は、元イングランド代表MFスコット・パーカー。ラニエリ監督にとってチェルシーでのラストシーズンとなった03-04シーズンにブレイク。当時のスベン・ゴラン・エリクソン監督の目に留まり、代表招集を受けた。

 11人目は、元イタリア代表FWジャンフランコ・ゾラ。チェルシーのレジェンドとして知られる“サルディーニャの魔法使い”が代表デビューを果たしたのは、ナポリに所属していた91年のこと。実はこの時、ナポリを率いていたのもラニエリ監督で、その後チェルシーで再会を果たすことになる。

 錚々たる顔ぶれが並んだ。マンチェスター・ユナイテッドでプレーする神童FWアンソニー・マルシアルの才能を見抜き、モナコに引き抜いたのもラニエリ監督だったという。その慧眼の鋭さは、さすがと脱帽するほかないだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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