「直接FKはまさに日本の専門分野」 広島MF森島、“30mブレ球弾”に海外メディア反応
清水の壁4人、相手GK西部の牙城を崩す完璧な一撃でシーズン自己最多の4点目をマーク
サンフレッチェ広島の日本代表MF森島司は、10日に行われたJ1リーグ第21節・清水エスパルス戦(3-2)で先制点となる約30メートルの鮮やかな直接FK弾を決めた。海外メディアも「直接FKは日本の専門分野」などと注目している。
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前半11分、広島はMF柴﨑晃誠が清水DFヴァウドにファウルで倒され、ペナルティエリアー手前中央の約30メートルの距離でFKを獲得する。キッカーを務めた森島は、しっかり助走を取って、コンパクトに右足を振り抜くと、ボールは清水の壁4人の横を抜け、逃げていくような軌道でゴールへ。清水GK西部洋平が懸命に伸ばす手の先を越え、そのままゴール右隅に突き刺った。
森島は今季リーグ戦4点目で、早くもシーズン得点数の自己記録を更新。その後、広島は一度同点に追いつかれたが、途中出場のFWレアンドロ・ペレイラが勝ち越し弾、MF川辺駿が追加点を奪い、逃げ切ってリーグ戦2連勝を飾った。
現役時代にプレースキックを得意とし、現在は広島の初代アンバサダーを務めるOBの森﨑浩司氏は、ツイッターで「モリシーFKすげー。無回転というよりブレ球」と感嘆していたが、反響は海外にまで広がっている。
ポルトガルメディア「Notícias ao Minuto」は、「直接FKはまさに日本の専門分野だ。ここにもう一つの例がある。ツカサ・モリシマがハイライトを作った」と見出しを打ち、「日本ではすでにいくつものビューティフルゴールが生まれてきたが、土曜日、ツカサ・モリシマによる素晴らしいキックによって登録に値する新たな直接FK弾が生まれた」と称えている。
東京五輪世代の森島は今、着実に成長の階段をのぼっている。