英記者がカメルーン戦“先発11人”を採点 「シャープさの欠如は明白」と苦言を呈したのは?

(左から)大迫勇也、堂安律、柴崎岳、南野拓実【写真:Getty Images & ©JFA】
(左から)大迫勇也、堂安律、柴崎岳、南野拓実【写真:Getty Images & ©JFA】

今年初の日本代表戦は0-0、DF吉田は「堅実な仕事ぶり」

 日本代表は現地時間9日、オランダ・ユトレヒトで開催された国際親善試合でカメルーンと対戦。昨年12月のE-1選手権以来、約10カ月ぶりの国際Aマッチを0-0のスコアレスドローで終えた。史上初めて“オール海外組”でオランダ遠征に臨む森保ジャパンだが、この試合に先発した11人を、かつてAFCの機関紙「フットボール・アジア」編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、20年以上にわたってアジアサッカーを追う英国人記者マイケル・チャーチ氏が採点。「シャープさの欠如は明白」「アピール不足は否めない」とアタッカー陣に苦言を呈している。

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カメルーン戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)

【GK】
■権田修一(ポルティモネンセ) 5.5点
 セーブ機会はわずかだったが、カメルーン攻撃陣の脅威に対する集中力は切らさなかった。

【DF】
■吉田麻也(サンプドリア) 6点
 ヘディングでのシュートは先制点になったかもしれない。最終ラインで堅実な仕事ぶり。カメルーンのストライカーと会話を交わす余裕も見せていた。

■冨安健洋(ボローニャ) 5.5点
 堅実で信頼性を示したが、森保のお気に入りはカメルーンのアタッカーからほとんど脅威は受けず。後半に3バックへシフト後は余裕を持ちすぎていたように見えた。

■酒井宏樹(マルセイユ) 6点
 いつも通りの酒井だった。堂安と右サイドで連係した。局面に応じて前に侵攻した。安定感は抜けている。

■安西幸輝(ポルティモネンセ) 5.5点
 45分間のプレーだったが、タイミングの良い攻撃参加は有効だった。室屋成よりも長友佑都の代役候補として優秀さを証明した。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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