メッシ退団騒動は「驚かなかった」 スアレスがバルサ“構想外”の瞬間を激白「最も傷つく」
母国メディアでバルセロナ退団の経緯を振り返る 「ほかにも言い方があった」
ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、今オフの移籍市場でバルセロナから構想外を告げられ、アトレティコ・マドリードへと新天地を求めた。そのスアレスがカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選に向けて母国に帰還したタイミングで地元テレビ局の取材に応じ、移籍の経緯とバルサの盟友でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて語っている。
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昨季無冠に終わったバルサは、今夏の移籍市場で世代交代を推し進め、スアレスやチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(→インテル)、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(→セビージャ)らがクラブを去った。「いろいろな感情が混ざり合っていたので難しいことだった」とウルグアイ地元テレビ局「AUF TV」に語ったスアレスは、「サイクルが終わったら、それを受け入れないと。どれだけ愛され、クラブに愛されたか、1000の素晴らしい瞬間を与えてくれた」とバルサへの感謝を伝えるとともに、構想外になった瞬間の出来事をこう振り返る。
「バルサのトレーニングに行くと、11対11のトレーニングの22人の選手に属してなく、(トップチームから)離れてトレーニングするようにされたんだ……。妻は俺が動揺しているのを見たし、彼女が望んでいたのは、俺が再びピッチで笑って幸せそうなのを目にすることだった。それが俺に決断させ、アトレティコ(移籍)の可能性を見た時に疑うことはなかった」
バルサに数々のゴールをもたらした名ストライカーでも、無情の瞬間を味わったこと、そしてそれが移籍を決断するトリガーになったことを認めた。また公私ともに仲の良いメッシの退団騒動についても、自身の境遇と重ねてこのように話している。
「彼のことをよく知っているから、驚かなかったよ。俺は彼が感じている傷を知っている。やり方として、追い出されている感覚、それは最も傷つくんだ。俺はバルサで6シーズンを過ごしたが、ほかにも言い方があったと思う。そしてそれは彼も悩ませた。俺は彼を友人かチームメートとして見ている。俺たちが経験した悪いことは覚えているよ」
バルサの強化サイドが見せた対応については、すべてが納得というわけではなかったようだ。親友メッシと袂を分かったスアレス。W杯南米予選、そしてリーガ・エスパニョーラではライバルとなって戦う2人がどんなプレーを見せるのか、注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)