「ここで何か示せれば…」 “新10番”南野拓実、エースの重みを背負い向き合う“課題”とは?
真の“10番”、真のエースになるために…「0-0という結果には満足していない」
セレッソ大阪の下部組織で育ち、17歳でトップデビュー。トップ昇格後にはクラブ史上初めて高卒ルーキーで開幕スタメンを飾った。エース候補として期待を受けるなかで、19歳の時にザルツブルクへ移籍。1季目は半年間で14試合3ゴールの結果を残すと、2季目、3季目でリーグ二桁得点をマークし、昨冬にリバプールの一員となった。年代別代表では中軸としてチームを牽引し、リオデジャネイロ五輪にも出場。エースの責任は常に感じてきた。
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「0-0という結果には満足していない」
この日の試合後、語った言葉にすべてが詰まっている。昨年1月のアジアカップ、攻撃陣が順に点を取るなかで準決勝までゴールはなかった。チームが勝っても自らと向き合い続けて、最後に奪った決勝カタール戦(1-3)での得点。それでも、敗れたことで責任を負った。真のエースになるために――。新10番として、ここから次のステージへ上がるため、南野はこの瞬間から走り出していることだろう。