“世界最高額GK”ケパ、チェルシーでの“競争”歓迎 控え濃厚も…「状況を好転させる」
チェルシーはセネガル代表GKメンディを獲得し、ケパは2試合連続ベンチに
昨シーズン開幕前の移籍市場で、スペイン代表GKケパ・アリサバラガはGKとしては世界最高額となる7100万ポンド(約97億円)の移籍金でアスレティック・ビルバオからチェルシーへ移籍した。しかし、それから1年。大きく評価を落としたケパは、第2GKとなる可能性が高まっている。そんな守護神のコメントを、英紙「メトロ」が伝えている。
2020-21シーズンのプレミアリーグで開幕節と第2節に先発出場したケパだったが、いずれの試合でも失点を喫し、特に第2節のリバプール戦ではパスミスから失点を招くなど、低調なパフォーマンスに終始した。そしてチェルシーは、夏の移籍市場でレンヌからセネガル代表GKエドゥアール・メンディを2200万ポンド(約30億円)で獲得。ケパは控えに回ることが濃厚となっている。
チェルシーでの今後のキャリアに暗雲立ち込める状況となっているケパだが、「メトロ」によると競争を勝ち抜く意思があるという。ケパのコメントは次のように伝えられている。
「僕は良い状態だし、強く、自信も持っているよ。もしかしたら夢のような状況ではないかもしれない。でも、時にそういうことは起こり得る。僕は自信を持っているし、状況を好転させるよ。控えになるという予感はない。うちには3人のGKがいて、とてもレベルが高いからね。彼(フランク・ランパード監督)が11人を選ぶ立場にあり、僕たちは全力を尽くさないといけない。プレーできなくても、できることはやらないといけないんだ」
「サッカー選手の人生は、良い時と悪い時がある。僕の状況は昨年と同じではない。全力を出して、自分のクオリティーを示すだけだ。プレーする機会が与えられるなら、その機会を生かしたいと思う」
メンディ加入後、リーグカップ3回戦のトッテナム戦(1-1PK4-5)、リーグ第4節クリスタル・パレス戦(4-0)と2試合続けてベンチに送られたケパ。再びチェルシーで定位置を奪い返すことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)