「強さや逞しさ増した」 森保監督、欧州組の“進化”に自信…難敵カメルーン警戒「手強い」
森保監督がカメルーン戦の公式会見に出席 「チーム全体として推進力がある戦い方をしてくる」
日本代表を率いる森保一監督が8日、試合が開催されるオランダ・ユトレヒトで9日の国際親善試合カメルーン戦に向けて公式会見に臨んだ。日本代表としては昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶり、今年初めての代表戦となる。アフリカの強豪を「身体能力と技術の高い選手が揃っている」と警戒する一方で、今回の合宿では「選手たちの自信が凄く伝わってくる」と手応えも得ているようだ。
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待ちに待った日本代表戦が、いよいよ9日に開催される。前日会見に出席した森保監督も「試合への思いが伝わってきている」と、日々の練習の中で“コロナ禍”で行われる一戦に懸ける選手の気持ちを感じているようだ。約10カ月ぶり、今年初めての代表戦で戦う相手はアフリカの強豪カメルーン。身体能力を生かした独特なリズムで、攻守において能力が高い相手を指揮官も警戒する。
「身体能力が高く技術的にも高い選手が揃っている。チーム全体として推進力がある戦い方をしてくる。カメルーンの監督が言う意図した招集ができているかどうかや、アクシデントがあって離脱者が出ているかもしれないが、チームとしての能力が高い。チームとして能力の高い選手が揃っていること、選手が欠けたなかでも次の選手が野心を持ってモチベーション高く出てくることは十分に考えられる。我々の強化試合としては非常に手強い相手とできると思うし、成長できるという試合ができると思う」
難敵との一戦を前に、オランダ入りしてからの4日間練習を積んできた。全体練習は2日間しかできていないが、約1年ぶりにもなる代表活動で選手のモチベーションも高い。今回は、新型コロナウイルスの影響を受けて国内組は招集せず、欧州組だけで構成されており、新たな日本代表の姿を見せることとなる。
「長くヨーロッパでキャリアを積み重ねている選手の自信や落ち着きは、これまでも感じてきた。ヨーロッパに渡ってキャリアとしてはそこまで長く経験を積んでいない選手も、海外に渡って月日が経ってという変化を見させてもらうなかで、選手たちの自信が凄く伝わってくる。強さや逞しさが増した。個の強さという点で成長してもらいたいし、チームのため、仲間のために走って戦うメンタルの部分も、備えてほしいというのは伝えながらやりたい」
MF久保建英(ビジャレアル)を始め、若手も欧州でシーズンを通してプレーすることで自信をつけた。“オール海外組”の森保ジャパンは、オランダの地でカメルーン相手に躍動したプレーを見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)