「彼こそがボス」 アストン・ビラMF、リバプール南野ら翻弄の“華麗ターン”に反響「カッコいい!」
リバプール戦でミルナーと南野のプレッシャーをかわしたプレーが話題に
プレミアリーグのアストン・ビラは現地時間4日、第4節リバプール戦で7-2の大勝を収めた。王者相手のド派手なスコアが世界中に衝撃を与えたが、この試合でアストン・ビラのスコットランド代表MFジョン・マッギンが見せた華麗なターンにプレミアリーグ公式SNSが注目。反響を呼んでいる。
アストン・ビラは2試合2勝、リバプールは3試合3勝といずれも全勝の状況で迎えた一戦は、誰もが予想し得ない展開となった。前半4分にアストン・ビラFWオリー・ワトキンスが先制点を奪うと、同22分にもワトキンスが加点。リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが1点を返すも、アストン・ビラは前半のうちにマッギンとワトキンスがさらに1点ずつ加えて4-1でハーフタイムを迎えた。
後半に入ってもアストン・ビラの勢いは止まらず、同10分、21分、30分とゴールを挙げて計7得点を奪取した。リバプールはサラーが2点目を決めたものの、焼け石に水。衝撃的なスコアがプレミアリーグの記録に刻まれることとなった。
この試合でハットトリックを決めたワトキンス、2得点を挙げたイングランド代表MFジャック・グリーリッシュらとともに注目されたのが、マッギンのパフォーマンスだ。中盤センターの一角としてゲームを作り、前半には1点を返された後にCKのこぼれ球をボレーシュートでゴールに叩き込む活躍を見せている。
今回プレミアリーグ公式インスタグラムが取り上げたのは、中盤でリバプールのプレッシャーをかいくぐり、前線にボールを運んだシーンだ。センターサークル付近で後ろ向きにボールを受けたマッギンはリバプールMFジェームズ・ミルナーに寄せられ、さらには日本代表MF南野拓実もボールを奪いにきた。
しかし、マッギンは落ち着いて体を反転させると、足をクロスさせながら左足のインサイドでボールを前へ。華麗なターンでリバプールの守備網をかいくぐり、完全にフリーな状態で前線にスルーパスを供給している。
世界でも屈指の苛烈なプレッシャーを誇るリバプールを出し抜いたプレーに、プレミアリーグ公式インスタグラムは「これがマッギン流だ」と称賛。コメント欄では「彼こそがボス」「素晴らしいターンだ」「とんでもなく過小評価されている」「めちゃくちゃカッコいい!」と多くの反響が寄せられていた。
現在はスコットランド代表の一員として欧州選手権(EURO)予選およびUEFAネーションズリーグ(NL)の戦いに帯同しているマッギン。欧州の舞台でもその輝きを見せてくれるだろうか。