「理解不能」 元英代表GK、マンUのスモーリング“放出”に苦言「必要なのに」
元英代表GKロビンソン氏がスモーリングのローマ放出について言及
かつてイングランド・プレミアリーグのトッテナムなどでプレーした元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏が、マンチェスター・ユナイテッドが元イングランド代表DFクリス・スモーリングをイタリア・セリエAのローマに放出したことに「理解できない」などと苦言を呈した。英紙「デイリー・エクスプレス」が伝えている。
2010年にフラムからユナイテッドに加入したスモーリングは、プレミアリーグで219試合、公式戦通算では300試合以上に出場。UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝や2回のリーグ制覇などに貢献してきた。昨季はローマに期限付き移籍し、セリエAで30試合に出場。移籍市場の最終日になった5日にローマは、同選手と移籍金1500万ユーロ(約18億円)で3年契約を結んだことを発表した。
スモーリングを放出した一方で、ユナイテッドはマーケット最終日に左サイドバックのブラジル代表DFアレックス・テレス、ストライカーのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、10代若手のウルグアイ人MFファクンド・ペリストリとコートジボワール人FWアマド・トラオレの計4選手を獲得している。
ただ、今季のリーグ開幕からここまで3試合で計11失点しているユナイテッド。ロビンソン氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、「理解できない。マンチェスター・ユナイテッドはセンターハーフが必要なのに、昨季にレンタル先のローマで良いシーズンを過ごした一流のセンターバックを手放した。彼はユナイテッドが求めるレベルのセンターバックではないのか? なぜ彼を放出したのか、理解不能だ」とコメント。
さらにロビンソン氏は「他の選手ほど足元がうまくないことから批判を受けていたかもしれない」としつつも、「クリス・スモーリングは素晴らしいディフェンダーで、ハリー・マグワイアの横でプレーできる彼のような選手を移籍市場で探していた。それなのに手放すなんて、不可解な決断にしか思えない」と続けている。ロビンソン氏はユナイテッドにとっては、スモーリングは欠かせないピースだと考えていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)