鎌田の「天才的なドリブル」をブンデス公式が絶賛 「遊び心あるプレーで観客を魅了」
開幕から好調なフランクフルト、前線の“トライアングル”を特集
開幕からの3試合で2勝1分と好調な滑り出しを見せているフランクフルトについて、ブンデスリーガ公式サイトが特集記事を掲載。そのなかで日本代表MF鎌田大地ら前線の3選手を開幕ダッシュ成功の要因として挙げている。
3-5-2を基本フォーメーションとするフランクフルトにあって、ポルトガル代表FWアンドレ・シルバと元オランダ代表FWバス・ドストの2トップに、トップ下の鎌田が絡むトライアングルが攻撃を牽引している。前節までの3試合でシルバとドストがともに2ゴール2アシスト、鎌田も1ゴール2アシストをマーク。同サイトではこの3選手の組み合わせは、2018-19シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)でフランクフルトのベスト4進出に大きく貢献したFWルカ・ヨビッチ(レアル・マドリード)、FWセバスティアン・アレ(ウェストハム)、FWアンテ・レビッチ(ACミラン)のトリオにも劣らない攻撃力があると分析している。
鎌田について同サイトは、「ダイチ・カマダは昨年最も大きく成長した選手の1人と言える。この日本人選手は、遊び心のあるプレーとスペクタクルなドリブルで観客を魅了している」と昨季が同選手にとって飛躍のシーズンになったことに触れ、さらに「アディ・ヒュッター監督が、このクリエイティブなオールラウンダーをシルバとドストの後方に配置していることにはそれなりの理由がある。カマダはホッフェンハイム戦では天才的なドリブルによってチームに逆転ゴールをもたらした」と、前節ホッフェンハイム戦での活躍を絶賛している。
またヒュッター監督もホッフェンハイム戦後に、鎌田について「今の彼は、チームの後ろの部分で非常に良い働きをしていて、守備と攻撃の繋ぎ役になろうとしている。1対1の場面でもたくさん勝っていたので、今日も非常に良いプレーをしていたと言えるね」とコメント。後方と前線を繋ぐリンクマンとして、大きな役割を果たしていると評価している。
このまま鎌田と前線の2トップの好調が続けば、彼ら3人の織りなす攻撃は上位進出を狙うフランクフルトにとって大きな原動力となるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)