”死の組”に入ったヤングなでしこ U-20女子W杯で2大会ぶりのメダル獲得を狙う
20年東京五輪で主軸となるべき世代
この世代は、地元開催の2020年東京五輪で主力となり得る世代だ。U-17女子W杯を制したチームの主力であるMF杉田妃和(INAC)やMF長谷川唯(日テレ)、FW小林里歌子(日テレ)、DF北川ひかる(浦和)などは、東京五輪を22歳から24歳の成長著しい時期に迎えることになる。チームを率いる高倉麻子監督は次期なでしこジャパン監督への就任が濃厚とも言われ、リオデジャネイロ五輪への道が断たれた日本女子サッカーが復活の道筋を作るためにも重要な世代別代表チームだ。
高倉監督は日本サッカー協会を通じ「スペイン、カナダ、ナイジェリアという近年とても力をつけてきて勢いのあるチームばかりが集まる組に入ったという印象です。特に初戦のナイジェリアは、前回大会準優勝のチームですし、フィジカル能力が非常に優れているという点でも難しい試合になるのではないかと思います。ただ、日本は日本の良さを研ぎ澄まし、グループステージ、ノックアウトステージ6試合、チーム全員で全力で戦い世界一を目指したいと思います」と、U-17世代に続く優勝を目指すと宣言している。
なでしこジャパンが再び世界の頂点に立つ日を迎えるためにも、ヤングなでしこの躍進に期待したいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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