久保建英の起用法、スペイン紙記者は懐疑的 “手遅れ”マジョルカ指揮官の「二の舞になりそう」
大手紙「マルカ」の記者が久保の起用法について言及 「おそらく自分が何をしているのか…」
昨季限りでマジョルカを退団し、今夏ビジャレアルへ加入した日本代表MF久保建英は、開幕から5試合連続でベンチスタートと思うようにプレー時間を得られていない。そのなかで、スペイン紙「マルカ」のラウール・バレラ記者は、ビジャレアルのウナイ・エメリ監督がマジョルカと同じ過ちを繰り返すのではと指摘している。
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2019年夏にFC東京から名門レアル・マドリードへ完全移籍し、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定した久保。昨季はリーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペイン初ゴールを挙げると、一度はベンチスタートの時間が続くも、第25節ベティス戦(3-3)から13試合連続で先発出場し、再びスタメンの座を掴んだ。
久保は攻撃面だけでなく、ボール奪取と守備面でもマジョルカに大きく貢献したものの、チームは第25節時点ですでにリーグ18位に沈み、試合を追うごとに評価を高める久保の活躍も虚しく最後まで降格圏から脱出できず。最終的に19位で降格となった。
そして今季開幕前、久保はエメリ監督率いるビジャレアルに期限付きで移籍。ナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼとスペイン人MFモイ・ゴメス、スペイン代表FWジェラール・モレノとレギュラーの座を争っているが、開幕から5試合連続でベンチスタートとなり、プレー時間も第1節からそれぞれ「13分」「5分」「16分」「15分」「5分」とほとんど与えられていない。
そのなかで、「マルカ」バレラ記者は、「昨季のレアル・マジョルカでのローン移籍の後で、(ビジャレアルは)パーフェクトな移籍先に思えた。しかし、ここまで予想していたようにうまくはいっていない」と指摘。「ビジャレアルのウナイ・エメリ監督はおそらく自分が何をしているのか分かっているのだろう。彼こそ久保を熱望していた張本人なのだから。だが、“手遅れ”になってからこの日本人のクオリティに気がついた(マジョルカ指揮官の)ビセンテ・モレノの二の舞になりそうだ」と危惧している。
現在は日本代表のオランダ遠征に参加している久保だが、インターナショナルウィーク終了後はどのような起用法となるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)