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ゲッツェ、PSV移籍の“舞台裏”を独紙報道 初の国外挑戦…オランダ行きの決め手とは?
ヘルタも獲得に動くもEL出場権を持つPSV行きを選択、シュミット監督の存在も影響
ドルトムントからPSVへの移籍が発表された元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェについて、ドイツ紙「ビルト」が特集記事を掲載し、今回の移籍の経緯について報じている。
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昨季終了後に下部組織時代から過ごしたドルトムントを退団し、無所属になっていたゲッツェを巡っては、これまでドイツ国内外の様々なクラブが獲得に興味を示してきた。そのなかでも最も熱心だったのがヘルタ・ベルリンで、同クラブのスポーツディレクターを務めるアルネ・フリードリヒ氏が現地メディアの取材に対して「(ゲッツェは)我々が獲得に向けて動いている選手の1人」と明言するなど、ゲッツェ獲得を真剣に検討していた。
そうしたなかでゲッツェがPSVを新天地に選んだ理由として、同紙はPSVであればヘルタと違ってUEFAヨーロッパリーグ(EL)でプレーできることが、ゲッツェにとって非常に魅力的だったと分析している。また、6日に急きょゲッツェのPSV加入が発表されたのは、ELに参戦する各チームの大会登録選手の提出期限が6日までだったため、この日までに契約を成立させなければならなかったからだという。
さらに、PSVの現指揮官であるドイツ人のロジャー・シュミット監督が、自ら数日前からゲッツェ本人と直接連絡を取り合って移籍を促していたことも、ゲッツェの決断に大きく影響を及ぼしたようだ。
このことについては、PSVのスポーツディレクターであるジョン・デ・ヨング氏も、「シュミット監督がゲッツェと接触した後、彼はすぐにPSVに興味を持ってくれた。そして最後には我々が望んでいた思いがけないチャンスとして姿を現してくれた。彼が契約書にサインしてくれて嬉しいし、そのことをとても誇りに思っている」と、シュミット監督の熱心な説得があったことを認めている。
PSVは9月12日に開幕したエールディビジで、現在3勝1分(勝ち点10)で2位につけている。また、10月22日から開幕するELのグループステージではPAOKテッサロニキ(ギリシャ)、オモニア・ニコシア(キプロス)、グラナダ(スペイン)との対戦が予定されている。
ドルトムント史上最高の逸材として頭角を現し、日本代表MF香川真司らと共闘して2010-11シーズンからのブンデスリーガ連覇にも大きく貢献したゲッツェ。バイエルン・ミュンヘン時代も合わせれば通算5回のリーグ優勝を達成したアタッカーが、キャリア初の国外移籍に挑む。
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(FOOTBALL ZONE編集部)