日本代表“ボランチ”遠藤、ドイツで掲げる高い志 デュエル勝率で「1位を目指したい」
約1年ぶりの日本代表参戦、ボランチへのこだわりを語る
シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、昨季にブンデスリーガ2部で1年間プレーして今季は1部に昇格。今回のオランダにおける日本代表活動で、ボランチとして「守備的なイメージがあるかもしれないけど、攻撃のところでもしっかりと関わっていければ」と、その目標を語った。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今回の代表活動は約1年ぶりとなるが、「久しぶりに活動ができてうれしく思っている。こういう環境を作ってくれたスタッフの皆さんに感謝。親善試合とはいえ結果を残して恩返しをしたい。サポーターの皆さんにも、少しでも良いプレーを見せて、良い結果を残して元気を与えられれば」と、新型コロナウイルスの影響が大きいなかで行われる9日のカメルーン戦と13日のコートジボワール戦の実施に、感謝の言葉を残した。
そのうえで、浦和レッズから2018年夏にベルギーのシント=トロイデンに移籍し、翌年には当時ドイツ2部だったシュツットガルトへ移籍し昇格に貢献。そして今季からブンデスリーガでプレーするなかで、ボランチとしてのこだわりをこう語っている。
「具体的には、ボールを奪うところや球際の部分で負けないことを目指していたので自信になった。ブンデスの相手でも、中盤でやるならデュエルの勝率や勝利数を上げないといけない。守備的なボランチとしてブンデスで戦ううえでは、その数字を求めたい。それを数字として出してくれるのでありがたい。そこで評価がガラッと変わる。ブンデスでも1位を目指して頑張りたい」
ドイツでは「ツヴァイカンプフ」と呼ばれる1対1の勝率で、トップを目指すという高い志を語っている。一方で、センターバックでもプレーしてきた遠藤だが「攻撃と守備を現代サッカーでは分けて考えないようになっているところで、ボランチは攻守に貢献できないといけないので、その精度を上げること。球際で負けずに奪いきるところ、そこから素早く前線につけるところや組み立て。守備的なイメージがあるかもしれないけど、攻撃のところでもしっかりと関わっていければ」と、代表でのプレーで目指すところを話した。
2016年のリオデジャネイロ五輪でキャプテンも務めた遠藤は、世代的にも代表の中核になっていくメンバーの1人。球際での強さを見せつつ、攻守に存在感を発揮する姿に期待したいところだ。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)