仏代表監督、グリーズマンの起用法に“異議”唱える 「バルサでの状況を幸せには…」
デシャン監督は右ウイングではなくセンターフォワードとして起用すべきと主張
バルセロナは、リーガ・エスパニョーラの3試合を終えて2勝1分けで無敗をキープしている。今季から指揮を執るロナルド・クーマン監督はここまで堅調な結果を残しているが、フランス代表のディディエ・デシャン監督が、同代表FWアントワーヌ・グリーズマンについて、「彼はバルセロナで幸せではない」という異例のコメントを発したという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバイエルンに2-8と大敗し、抜本的な改革を開始した。そんなクラブで指揮を執ることになったクーマン監督は、一時はグリーズマンを中心としたチームを作る考えも明らかにしていた。
その後、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団を申し出るなど、クラブは多くの混乱を経て新シーズンを迎えた。開幕後、クーマン監督はメッシをセンターフォワードに置き、グリーズマンを右ウイングで起用。しかし、現地時間4日の第5節セビージャ戦では1-1のドローに終わった。
クーマン監督はグリーズマンについて「彼には二つのチャンスがあった。彼ほどクオリティーの高い選手なら、二つのうち一つは決めるべきだった」と言及。一方で、デシャン監督はグリーズマンが本来の能力を出し切れていないと考えているようだ。「AS」によると、デシャン監督はグリーズマンをセンターフォワードとして起用すべきと考え、次のように指摘したという。
「(グリーズマンは)バルサでの状況を幸せには感じていないはずだ。私がこのことをコメントすれば、クーマン監督は快くは思わないだろう。私が言いたいのは、クラブ内部で何が起きているかについてではない。グリーズマンは現在、右ウイングでプレーしている。でも、私たちは彼がより適したポジションでプレーしない理由が分からないんだ」
代表監督が、選手の所属クラブでの起用法に言及するのは異例なこと。フランス代表でも不可欠な存在だけに、良い状態で代表に招集したいという思いがあってのことかもしれないが、クーマン監督はどのように受け取るだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)