「違いを生み出せる自信はある」 磐田移籍の遠藤保仁、新天地での“持ち味発揮”に意欲
G大阪からのレンタルが決定 J2クラブへの移籍については「あまり気にしていない」
J2ジュビロ磐田への期限付き移籍が決まった元日本代表MF遠藤保仁が6日、オンラインでの移籍会見に登壇。40歳にして新天地でのプレーを決断したことに関し、「プレーで違いを生み出せる自信もある」と力強く語った。
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遠藤は1998年に鹿児島実業高校から横浜フリューゲルスに加入。2001年に京都パープルサンガ(当時)からガンバ大阪へ移籍し、今季で在籍20年目を迎えた。昨年8月2日のJ1リーグ第21節ヴィッセル神戸戦では公式戦1000試合出場を果たし、プロ23年目を迎えた今年はJ1通算出場数で新記録となる通算632試合を達成。記録はここまで通算641試合まで伸ばしているものの、今季のリーグ戦先発はわずか3試合にとどまっていた。
鈴木秀人強化部長は、シーズン途中での熟練ボランチ遠藤獲得の狙いについて、ゲームコントロールのできる選手、セットプレーのキッカーを務められる選手を検討していたなかで、「遠藤選手が適任の人選だったので、今回一気に話が進んだ」と明かした。
遠藤自身、「新しいチャレンジをしたい思いがあった」と決断の理由を語る。
「そういうなかでジュビロさんから声をかけていただいた。このチャンスを逃したくないなと思っていましたし、自分自身もプレーで違いを生み出せる自信もある。しっかりといいモチベーションといいコンディションさえ保てればまだまだできるというなかで、声をかけていただいた期待に応えられるようにしていきたい思いです」
磐田は現在J2所属だが、遠藤はカテゴリーに関しては「あまり気にしていない」とし、移籍の経緯については「ジュビロ一本です」と話す。
「僕がここにきて、何一つレギュラーの保証はされていない。もともといた選手との競争になりますし、自分のいいプレーができなければ試合に出ることはできないと思うので、しっかりと強い気持ちと高いモチベーションを持って、同じポジションの選手に負けないような、監督が納得してピッチに送り出せるような選手になれたらいいなと。自分が一番得意としているゲームを作ったり、落ち着かせたり、あとは試合の流れを読みながらゲームを進めていくところは、ジュビロでも発揮したいなと思っています」
熟練のボランチが、J2で13位(7勝9分8敗)を苦しむチームにどのように新たな風を吹かせるのか。その一挙手一投足に注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)