チチャリート、新天地でいまだ未勝利 同僚は課題指摘「イブラヒモビッチとのほうが簡単だった」
米代表MFレットゲットがイブラヒモビッチに比べてアジャストが必要だと見解
今季から米MLS(メジャーリーグサッカー)LAギャラクシーでプレーするメキシコ代表FWチチャリートことハビエル・エルナンデスは、これまでに公式戦8試合に出場したもののいまだ1勝も挙げられていない。スペイン紙「AS」は、同僚であるアメリカ代表MFセバスチャン・レットゲットが、2019年まで約2シーズン在籍していた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)とのほうが「簡単だった」と語ったと伝えている。
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イブラヒモビッチは2018年3月にマンチェスター・ユナイテッドからLAギャラクシーに加入すると、在籍2シーズンでレギュラーシーズン56試合53ゴールとハイペースに得点を積み重ね、19年には30得点をマークしてクラブのシーズン最多得点記録を更新。チームは2019年に3年ぶりとなるプレーオフ進出を果たした。また、イブラヒモビッチは2年連続でMLSのベストイレブンにも輝いている。
一方で、今年1月にセビージャからLAギャラクシーに移籍したチチャリートは、故障の影響でこれまで出場時間は598分間にとどまっており、ゴールは特別開催された「MLSイズ・バック・トーナメント」での1得点のみ。チームはチチャリートが欠場したリーグ戦4試合のすべてで白星を飾っているものの、出場した8試合では2分6敗という結果で、ウェスタン・カンファレンス最下位に沈んでいる。
レットゲットは、イブラヒモビッチとチチャリートについて「彼らは違う選手なので、それによりゲームへのアプローチの仕方も変わる。昼と夜くらい、ものすごく違うんだ」と語った。
「僕としては、ズラタンとのほうが簡単だったと思う。なぜなら、とにかくボールを蹴っておけば、彼は上手く受けてくれるから。チチャリートはまったく違うアプローチで、僕たちは彼を見つけなければならない。彼を狙ってボールを出さなければならないし、ボールがなるべく浮かないようにする必要がある。だから、非常に大きな違いがあり、まだ取り組んでいる最中だ」
レットゲットは、チチャリートと息が合うようになるためにはまだ時間が必要との見解を示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)