マンU、カバーニら3選手を“最終日”に獲得 スールシャール監督も期待「最も重要なことは…」
カバーニ、テレス、トラオレの獲得を発表
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、移籍市場の最終日となった5日に3選手の獲得を発表。無所属になっていたウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニを始め、即戦力の左サイドバックとしてブラジル代表DFアレックス・テレス、18歳の新星ウイングのコートジボワール人FWアマド・トラオレを獲得している。
最初に発表されたのは、ポルトガルの名門ポルトから獲得したテレス。4年契約プラス1年間の延長オプションが発表されたテレスについて、英公共放送「BBC」は1500万ユーロ(約18億円)に200万ユーロ(約2億4000万円)のボーナスでクラブ間合意したと報じている。
その後、セリエAのアタランタからトラオレの獲得を発表。選手は来年1月にユナイテッドに加入するとしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、移籍金は2100万ユーロ(約25億2000万円)に、成果ボーナス2000万ユーロ(約24億円)の条件が付帯していると報じた。
そして“デッドライン”が迫るなか、カバーニとの契約も発表された。カバーニは昨季までフランス王者パリ・サンジェルマンでプレー。契約満了となるシーズンが新型コロナウイルスの影響で延長されたものの、当初の契約期間である6月末からの短期的な延長も拒否して退団。所属のない状態で欧州各地での新シーズンがスタートしていた。
ユナイテッドはカバーニとの契約が1年間の延長オプションが付帯した1年契約であると発表。カバーニはユナイテッドを通じて「世界で最も偉大なクラブのひとつであり、ここにいることは本当に名誉なこと。私はオフの期間に本当に一生懸命トレーニングしてきた。キャリアの中で、サッカーでも最も情熱的なサポーターの前でプレーしたが、マンチェスターでも同じになることを知っている。ファンが戻っても安全なオールド・トラフォードの雰囲気を体験するのが待ち切れない」とメッセージを発した。
ユナイテッドは4日のトッテナム戦で1-6の敗戦を喫して大きな批判を浴びている。その最たる存在でもあるオーレ・グンナー・スールシャール監督はカバーニについて「彼はチームにエネルギー、パワー、リーダーシップ、そして素晴らしいメンタリティーをもたらすだろうが、最も重要なことは、彼はゴールをもたらすだろうこと」と、得点能力に期待するコメントを発した。
実績十分のカバーニら新戦力は、苦しんでいるプレミアリーグ屈指の名門を救うことができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)