浦和、ホームで無得点の4連敗 チームは“前向き”強調も…観客数が示すサポーターの期待感

浦和レッズはホームで名古屋グランパスに敗れリーグ戦3連敗【写真:Getty Images】
浦和レッズはホームで名古屋グランパスに敗れリーグ戦3連敗【写真:Getty Images】

名古屋に0-1で敗れリーグ3連敗も「選手はすごくやってくれた」と大槻監督

 浦和レッズは4日の名古屋グランパス戦にホームで0-1の敗戦。リーグ戦では3連敗となり、ホームゲームも無得点での4連敗と結果は非常に厳しいものだ。一方で、大槻毅監督やDF槙野智章はアンバランスなほどに前向きな言葉を残している。

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 浦和は9月30日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場しているFC東京との先行開催の試合が入ったため、同20日の川崎フロンターレ戦から週末と水曜日に必ず試合が入る5連戦になった。ホームで川崎に0-3の完敗を喫した後、2試合目の清水エスパルス戦には敵地で勝利したものの、続く横浜FC戦、FC東京戦、この名古屋戦と全て無得点で敗戦。厳しい5連戦のうち4試合をホームで戦えるという点では日程に恵まれたが、それを全く生かせなかった。

 この名古屋戦は、前半に今季の初スタメンとなったMFマルティノスのサイド突破が前半に光り、FW興梠慎三の決定機につながるグラウンダーのクロスと、本人が「とても、とても、とても明らかにPKだったと思う」と話した突破がノーファウルと判定される不運もあった。しかし、後半に関してはゴールの可能性を感じるような距離からシュートを打てる場面を作り出すに至っていないのは事実だった。

 一方で、試合後の大槻監督は「結果は残念でしたが、内容に関して言うと、ゴールは取れませんでしたが、選手はすごくやってくれたと思います。選手は最後のところまで絶対にやろうというのを見せてくれて、本当に感謝している。一つ先に(ゴールを)取れたらまた何かが変わったと思いますし、ワイドのところを変えたり、速いところも見せられましたし、ボールを動かすこともできた。もう少しで返せるというゲームだった」と、その表情も含めて前向きな言葉を残している。

 また、フル出場した槙野も「負けてこんなコメントをするのもおかしな話なんですけど」として、「良くなってきていると言っているなかでもゴールをこじ開けられていないのが現状なので、そこはもう少しチームとしてね、変えていかなければいけないと思います」ということを前提にしつつ、前向きな要素が多いと強調している。

「自分たちが良くない時は相手チームがブロックを作った前で、外で動かしていると。ただ今日の試合もそうですし、外で動かしているなかでも、当てるところで真ん中に当てて相手の目線を動かすボールの動かし方はできているかなという印象は持ってやっています。特に後ろの選手のボールの運びに関して言えば、ものすごく試合を通して良くなってきているなと思っていますので。コロナが落ち着いてJリーグが再開した時のチームよりは明らかにポジティブに練習しているなという印象は受けています」

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