久保建英、“後半40分投入”で見せ場なし ビジャレアル、強豪アトレティコに敵地で0-0ドロー
5試合連続のベンチスタート、後半40分から出場
ビジャレアルは現地時間3日、リーガ・エスパニョーラ第5節で強豪アトレティコ・マドリードとのアウェーゲームに臨み、0-0のスコアレスドローで終えた。リーグ戦5試合連続のベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は、後半40分から出場。右サイドハーフに入ったが攻撃面での見せ場は訪れなかった。
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今季ビジャレアルに期限付き移籍した久保は、ここまで熾烈なレギュラー争いのなかで苦戦を強いられている。久保の獲得を熱望したと伝えられているウナイ・エメリ監督だが、開幕から4試合連続で日本人アタッカーを先発起用せず。開幕節ウエスカ戦(1-1)では後半32分、第2節エイバル戦(2-1)は後半40分、第3節バルセロナ戦(0-4)は後半29分、第4節アラベス戦(3-1)は後半30分から投入。久保は限られた出場時間のなかでも輝きを放ち、一部スペインメディアでは“スタメン待望論”も浮上したが、アラベス戦から中2日での試合となった今節もエメリ監督は先発で起用せず、前節と同じ11人を送り出した。
試合は両者とも手堅い試合運びを演じ、前半はゴール前の決定機が少なかった。ビジャレアルにとってチャンスとなったのは前半19分、ボールを保持しながら攻め込むと相手のクリアボールをペナルティーエリア手前で拾ったDFマリオ・ガスパールが右足を一閃。鋭いシュートが枠内に飛んだが、アトレティコのGKヤン・オブラクが防いだ。
後半最初に際どいシュートを放ったのも、ガスパールだった。後半5分、タッチライン際に開いたFWジェラール・モレノにボールを渡したガスパールが、タイミングを見計らってインナーラップ。ペナルティーエリア内でリターンパスを受けると右足を振り抜き、強烈なシュートが飛んだがこれもオブラクがセーブした。
FWルイス・スアレス、FWジョアン・フェリックスらを擁するアトレティコを無失点に抑えていたビジャレアルは、同27分に1人目の交代としてFWパコ・アルカセルに代えてMFサムエル・チュクウェゼを投入。同30分には右サイドのガスパールからMFマヌ・トリゲロス、G・モレノとつないで右サイドを完璧に攻略するも、中央へのクロスは誰にも合わなかった。
そして久保は同40分、2人目の交代としてトリゲロスに代わってピッチへ。得意の右サイドハーフに入った。同42分には自陣右サイドでの久保のボールロストからピンチを招いたが事なきを得た。
試合はこのまま0-0で終了。ビジャレアルはアウェーで価値ある勝ち点1を獲得した。
(FOOTBALL ZONE編集部)