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なぜクロップは愛される? 現役Jリーガーが語る恩師の素顔「その言葉が胸に残っている」
名古屋GKランゲニックがドルトムント時代を回想 「重要な存在であると感じさせてくれる」
名古屋グランパスのオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラックが海外メディアのインタビューに応じ、ドルトムント時代を回顧。現在リバプールを指揮しているユルゲン・クロップ監督の素顔について語っている。
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2018年にスペインのレバンテから名古屋に加入したランゲラックは、Jリーグ初挑戦ながら1年目からリーグ戦全試合に出場。2年目からはクラブのレジェンドでもある元日本代表GK楢崎正剛から背番号「1」を引き継ぎ、正守護神としての立場を確立している。
そんななか、ドイツメディア「SPOX Redaktion」のインタビューに応じ、2010年から5年間在籍したドルトムント時代を振り返った。当時指揮官を務めていたクロップ監督と会う前に「僕の代理人が、彼は次世代を担う指揮官であり、誰もが彼を愛していると言っていた」と明かしている。
「僕がクロップに会った時、彼は言ったんだ。『君が悪いプレーをしようが、ミスを犯そうが、一向に構わない。一生懸命努力してトレーニングに励んでくれれば、何も問題ない』とね。今でもその言葉が胸に残っている。このモットーに従って、ドイツでの日々を過ごしていた」
クロップ監督の魅力については、「話し方にある。誰もが自分は重要な存在であると感じさせてくれる」と語り、試合前の雰囲気についても、「冗談を言って落ち着かせてくれた。まるで練習試合に臨むような気分にしてくれていた」と選手たちとの距離感の近さ、試合にリラックスして臨む気遣いを徹底していたと振り返った。
ドルトムントでブンデスリーガ連覇を達成し、現在指揮するリバプールでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇、そして30年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたクロップ監督と共闘した経験を、ランゲニックは誇りに感じている様子だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)