ハリルJ第2章へ! 「新しいやり方にトライ」と意気込む指揮官、就任2年目のテーマは”融合”
2016年の戦いが幕開け 「日本のアイデンティティーを見つけていく」
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は17日、メンバー発表会見に臨み、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のラスト2試合に向けた抱負を語った。「新しいやり方にトライしたい」と話す指揮官は、これまでの主力選手と新戦力とが融合を図る、ハリルジャパンの第2段階への幕開けになると意気込んだ。
「我々の仕事は2年目。攻撃面・守備面の両方で向上してほしい。我々は2カ月かけて分析してきました。どのディテールを伸ばさなければいけないか、完璧に把握している状況です。日本のアイデンティティーを見つけていくということです」
ハリルホジッチ監督は、日本代表を率いて2年目となるこの3月の2試合に向けて、こう語った。アフガニスタン戦(24日)、シリア戦(29日)に臨むにあたり、「これまでとはちょっと違うやり方をトライしたいなと思います」と明言しているように、長身が武器のFWハーフナー・マイク(ADOデンハーグ)を現体制で初招集。招集歴があったものの負傷離脱が重なり、出場がなかったFW小林悠(川崎F)といった新しいタイプの選手に声をかけた。彼らがこれまでの主力と融合する、あるいは取って代わる存在になってほしいと求めている。
「本田、(香川)真司、(川島)永嗣がいる。しかし、彼らは火曜日にしか帰ってこれない。体調がどんなものか分からない。プレーしないという選択もある。疲労が溜まってケガのリスクがある。そういった時にいないところを埋めていく。私はすでに言ったんですけど、初めてのことを試すかもしれません。そして、チームの経験をどんどん高めていかないといけない。9月(W杯アジア最終予選)からは、できるだけ良いチームでスタートしたい。そのための準備。何人か新しい選手、チャンスをつかまなければならない」