「見たことがない」 ミラン監督、両軍“計24回”の壮絶PK勝利に感激「感情をコントロールするのは…」
ミランはELプレーオフでリオ・アヴェにPK戦で勝利し本大会切符を掴む
ACミラン(イタリア)は現地時間1日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフで日本代表FW食野亮太郎の所属するリオ・アヴェ(ポルトガル)に勝利し、本大会出場の切符を手にした。後半終了間際の同点弾に、両軍合わせて24回のキックが行われたPK戦の末に掴んだ劇的な勝利をステファノ・ピオリ監督は「こんなことは見たことがない」と振り返った。
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新型コロナウイルスに感染した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを欠いて試合に臨んだミラン。後半6分にU-21ベルギー代表DFアレクシス・サレマーカーズのゴールで先制するも、その後に追いつかれて試合は延長戦にもつれ込んだ。
延長前半1分にFWジェルソンのゴールで勝ち越しを許し、そのまま1-2で敗色濃厚となったが、延長後半終了間際にPKを獲得。それをトルコ代表MFハカン・チャルハノールが決めて同点とし、試合の決着をPK戦に持ち込んだ。
雨中のPK戦はミランの先攻でスタートし、7人目まで全員が成功させるなどお互いに譲らず、キックの順番が一巡する長期戦となった。迎えた12回目のキックでミランはDFシモン・ケアーが成功。リオ・アヴェのDFアデルラン・サントスのキックはイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマがセーブし、両軍合わせて24本を蹴り合った壮絶なPK戦は9-8でミランに軍配が上がった。
データ会社「オプタ」によれば、ミランがヨーロッパのコンペティションにおいてPK戦で勝利したのは2002-03シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝ユベントス戦以来のことだったという。
イタリアサッカー情報サイト「フットボール・イタリア」はミランを率いるピオリ監督の試合後会見のコメントを伝えている。イタリア人指揮官は「あのような状況で感情をコントロールするのは難しかった」と激戦を振り返っている。
「勝利の可能性がある状況から一瞬で敗北の可能性がある状況に変わった。これがPK戦はくじ引きと言われる理由だろう。我々は若いチームで精神的に持ちこたえることができたが、決して簡単なことではなかった」
延長後半終了間際の同点弾からPK戦での勝利という劇的な勝利に指揮官も「こんなことは見たことがない」と驚き。「PK戦はくじ引きだが、彼らの努力は報われた」と語り、勝利の手応えを語った。
2季ぶりに欧州の大会に帰ってきたミラン。名門復活を目指す”ロッソ・ネリ”の躍進に期待だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)