6季連続で”CL16強の壁”に泣いたアーセナル ベンゲル采配に疑問の声が噴出
選手の人心掌握にも苦心?
確かに昨季はモナコに不覚を取ったものの、その他の5回はACミラン、バイエルン、そしてバルセロナと対戦した。くじ運の悪さも否定できないが、この日のベンゲル監督には采配面でも疑問符をつけられている。
それは前半終了間際の交代でのこと。この日スタメン出場したMFマテュー・フラミニに代えてMFフランシス・コクランを投入したが、これに対してフラミニは不服を露わにした。その点について問われると、ベンゲル監督は動揺の色を浮かべたという。
「彼は負傷したんだ。ハーフタイム後に治療していたしね。偉大なサッカーの試合直後に、そのことについて語る必要はない」
メディアやファンから解任論が噴出するなど、66歳となった知将は逆風にさらされているが、選手の人心掌握にも苦心している模様だ。唯一残されたタイトルのプレミアリーグでも、1試合消化が少ないとはいえ、首位レスターとの勝ち点差は「11」まで開いている。ベンゲル監督には刻一刻と、アーセナルとの別れの時が近づいているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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