クロップ監督、シャキリを起用しなかった理由は? 現地注目「リバプールでのキャリアが終わる…」
試合後、「怪我もしていないし、懲罰的な理由もない」と回答
日本代表FW南野拓実が所属するリバプールで出番を失っているスイス代表FWジェルダン・シャキリがチームを退団する可能性が高まっている。指揮官のユルゲン・クロップ監督のシャキリに関する発言に現地メディアが注目している。
リバプールは現地時間1日にカラバオカップ(リーグカップ)4回戦でアーセナルと対戦。0-0のまま突入したPK戦の末、PKスコア4-5で敗れた。先発フル出場した南野がクロスバー直撃の惜しいシュートを放つ場面もあったが、決定打を欠き、競り負けた。
リバプールはリーグ戦から一部主力選手を温存して戦ったが、3回戦のリンカーン・シティ戦(7-2)にスタメン出場してゴールも決めていたスイス代表MFシャキリの名前がベンチにもなかった。
試合後、クロップ監督にはシャキリの不在について質問が寄せられた。クラブ公式サイトによれば、指揮官は次のように語ったという。
「それについては答えられないし、答えたくもない。ただ一つだけ言えるのは、彼は怪我もしていないし、懲罰的な理由もないということだ。彼が何か間違ったことをしたわけではない。監督の元にはいろいろな情報が入ってくる時期で、私はそれに反応しなければならない。どうなるかは見てみよう」
クロップ監督はシャキリを起用しなかった理由について、怪我や規律違反などの問題がなかったことを強調。移籍に関する話が進行している可能性もほのめかしている。
リバプール地元メディアの「リバプール・エコー」はクロップ監督のコメントを受け、「ユルゲン・クロップはジェルダン・シャキリのリバプールでのキャリアが終わる可能性を示唆した」との見出しで報じている。
プレミアリーグ開幕3試合でもベンチ外となっていたシャキリ。南野やポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタらの加入もあって居場所を失っているだけに新天地を求める可能性が高いようだ。