トッテナムMF、両足違うスパイクで“珍ゴール”の舞台裏を激白 「ゲン担ぎとか…」
トッテナムMFエリク・ラメラが同点弾を挙げるも…両足異なるスパイク
トッテナムは現地時間9月29日、ホームで行われたリーグカップ・ベスト16のチェルシー戦でPK戦の末に勝利を収めた。この試合で後半に同点ゴールを決めたアルゼンチン代表MFエリク・ラメラが注目を集めているが、話題となっているのは同選手のゴールではなく「スパイク」。試合後に両足で異なるスパイクを履いた理由を説明している。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
前半にドイツ代表FWティモ・ヴェルナーに先制ゴールを許したトッテナムだったが、後半38分、スペイン代表DFセルヒオ・レギロンの左からクロスをゴール前で受けたラメラが左足で押し込み、同点に追いついた。1-1のままPK戦に途中すると、チェルシーの5人目、イングランド代表MFメイソン・マウントが失敗したのに対し、トッテナムは全員が成功させて熱戦を制した。
殊勲の活躍を見せたラメラだが、注目を浴びているのはそのゴールではなく、“ファッションセンス”。この試合で同選手は、右足はオレンジとブルーのアディダスの2012年モデル「アディゼロ F50」、左足はブルーとホワイトで、同じくアディダスの2019年モデル「コパ19.1」と、全く異なるモデルのスパイクを着用していた。
スパイクといえば、度々、その選手の個性を示すものとして特別なデザインや色のものを使用する選手もいるが、試合後にその意図を聞かれたラメラは、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「ゲン担ぎとか、そういうものではない。ただ、右足の調子が良くないので、今、新しいスパイクを作ってもらっているんだ。アディダスが作ってくれていて、明日には届くはず」と回答。“たまたま”左右違いのスパイクを履かざるを得ない状況だっただけと説明。
しかし奇しくも、この“たまたま”が今回、トッテナムに勝利をもたらしたのだった。新スパイクでのラメラのさらなる活躍にも期待したい。